タッチアップで綺麗に補修
ボディの線傷。プロの板金塗装屋さんに依頼すれば綺麗に直りますが数万円の出費が掛かります。タッチアップでどれだけ綺麗に補修できるかチェレンジしてみました。
通常そのままタッチペンで塗ると傷部分よりかなりはみ出て、いかにも「タッチアップ塗りました」状態になってしまいます。
そこで細かな工程を重ねながらタッチペンでもある程度の仕上がりまで挑戦してみます。
下地が出てます。下地まで出ている場合はコンパウンドで磨いても消えません。
まずは耐水ペーパーで水を付けて周辺のささくれなどを軽く取り除きます。
1000番前後を使用しました。磨きすぎに注意です。周りの塗装を傷助ない様に最新の注意が必要です。
※黒や濃紺などの濃色車はペーパーで削り傷が目立つことがありますので傷をマスキングテープではさみ作業するのも良いと思います。
傷の中や周りを綺麗に脱脂します。
傷以外に塗料が付かない様に、線傷に沿って両側を挟み込む様にマスキングテープを貼り付けます。
一直線の傷なら容易ですが曲がっていると結構大変です。
急いで雑に貼らずにゆっくりと慎重に作業しました。
いよいよ塗装です。
タッチペンをコーションプレートを見てカラーナンバーを確認して事前に用意しておきます。
コーションプレートはエンジンルーム内やドアを開けたピラーなどにあります。
タッチペンはカー用品店やホームセンターで数百円で売ってます。
塗装の前にタッチペンをよく振って中の塗料をしっかりと混ぜます。
一度に一気に塗るのではなく、垂れない程度に数回に分けて重ね塗りします。20~30分程度の間隔を開けて3回ほど塗りました。
こんな感じで塗装完了です。
完全に乾くまで1週間ほどかかりますが、待てないので3日ほどで次の作業に進みました。
マスキングを剥がすとこんな状態です。
マスキングとの境が段になって角(バリ)がありますので、それを取り除く作業をします。
2000番の耐水ペーパーで塗装の角を取りました。
周りを傷つけない様に慎重に作業します。
その後、コンパウンドで磨き込みます。
ポリッシャーを使用しました。
近くで見れば確かに傷跡は分かります。
遠目や角度によっては、だいぶ分からないかと思います。
まとめ
数百円の出費でこの状態なら満足かと思います。
タッチペンは安価で補修できますが、雑に塗ってしまうと返って汚く見えてしまう場合もあると思います。
少々、手は掛かりますがタッチアップ補修でもある程度は綺麗に直す事ができました。